お知らせ

販売価格改定のお願い

2022年11月22日

謹啓 皆様におかれましては、日頃より大変お世話になっております。

日々の日本茶のご愛顧に対しまして心よりの感謝を申し上げます。
弊社は2022年11月でおかげさまをもちまして、創業88年目を迎えることができました。

これもひとえに、当初よりご愛顧いただいているお取引様各位とそのご家族はもとより、矢部園のお茶を愛してくださるすべての皆さまのおかげをもちまして、今日を迎えさせていただいております。あらためまして重ねて感謝と御礼を申し上げます。今後とも精進してまいりますので引き続き宜しくお願い申し上げます。

さて表題の件ですが、昨今の原材料や電気、ガス等のエネルギー価格の高騰、そして生産現場におきましてはロシアのウクライナヘの侵攻等の影響によって肥料代はほぼ倍から10倍の価格となっております。

本来、美味しいお茶を作るためには茶の樹の状態に合せてしっかりと肥料を入れなくてはなりませんが、そういった中で茶生 産農家の方たちはお茶の価格が例年通りに取引されることに不安を憶えて肥料を減らしてお茶を作ろうかどうかを迷っている状況にあります。

特に今の時期の茶園管理は大変重要で肥料のいれ方によって来年の新茶の出来が大きく左右されます。良いお茶をつくるためには価格を上げざるを得ないのですが、もし値上げをしたら果たして買ってもらえるのかという不安で前に進めない状況にあります。

いま、茶匠矢部園にできることは、日本茶の品質を下げることなくお客様へ今まで以上にご満足をいただけるようにすることです。そのためには茶生産農家を守り、良いお茶を栽培するための環境を整えなければなりません。

誰かが我慢するのではなく、今起きている事由の誠をお客様と共有させていただき、我々のできる努力をすべて施すこと以外にないと考えております。

上記のことから2023年1月1日より、新価格でのご提供をご理解いただきますよう謹んでお願いを申し上げる次第でございます。

謹白